今回だけのスペシャル・ローカル・ルール

★11/23に文学フリマ東京にいらっしゃるかたは句評、感想、質問をノートに書き込んでください。ノートは会場からカフェなどに持ち込んでいただいて構いませんが、書き終わったら次の人に渡すか、サザンカ店頭に返却してください。空いてたら何回でもどうぞ。空いてなかったら、下記のブログへ。。

★11/23に会場にいらっしゃらない方は、ブログに書き込んでください。

https://sznk.blog.jp/

こちらのブログ↑↑↑　の該当する句のコメント欄に何回でも書き込んでください。

★今回は、「選」を集めません。

★「海紅」の各地俳況用の１句は２３日当日中（何時でも）、番号でOKですので（推敲する場合は全文で）、お知らせください。

暗渠（けいえむ）

①

かたむく陽かけのぼる参道

②

うなだれて墓参る猫眠いのか

③

白い半月屋根はねる五重塔

石川聡

④

指たちいつでもパン粉へ落ちたがる

⑤

オムレツとんとんくるむユルい絶望

⑥

ささやかな幸せささやかにラ･腐乱ス

木野清瀬

⑦

チヨコレイトコスモスきみのチョキ

⑧

もみの木もみの木また同じ場所

⑨

温めたミルク諦めきれぬ猫

叶裕

⑩

疫癘(えきれい)の空掴まんと鵙の贄

⑪

鮫の目に奈落

⑫

現代詩手帖に太き離岸流

※⑩のえきれいはルビ

大迫秀雪

⑬

あったまきた詩あさにこげホルン様、世界が平和になりました。

⑭

まんべんなく犬のKISS女のKISSゲイのKISS、OH，YEAH

⑮

夕暮れ橋の一番高いところがオオタカ

平林吉明

⑯

皆既月食こどもは妻と風呂に入る

⑰

残照の足取りあたたかいからだ

来栖啓斗

⑱

そんなに凭れ掛かり他人だとは

⑲

昇るか降りるかの階段ばかり

⑳

消しゴムで消したが書いたこと

おのぎのあ

㉑

工事車両だろう平らに赤い

㉒

紅葉を連想の内臓

㉓

まだ生きている鼠として歩く

大川崇譜

㉔

空もようがえ怪人オーサム・ピュー

㉕

足元に溜まり晩秋のお釣りたりない

㉖

背負子にみんなの結び目ダンボール

若木はるか

㉗

風剥がれ落ちたかけら蜻蛉たちひらめく

㉘

あたたかな風が繋いでいる僕ら遠くまでゆく

㉙

あかあかと焚く火の粉飛んでゆけ

2021.11