2026.07.24 08:007月句会※このブログ上で複数行で掲載している俳句も、リアル句会の句リストにするときはエクセルのため、各行を一文字アキで表示させていただきます。また、前書きあとがきがあるものに関しましては、次回から前書き1行のみに統一します。(エクセルでは表示されません)きゃさりん① あいの風そばにいてって告白② イヤホンをシェアして聴いた夏のユーミン③ 儀式なのあの時のイヤ でもね今④ 日に焼けた下着のレースみどり⑤ 炎天に朱雀の声聴く通勤路⑥ 梅雨明ける「輝」の名の列車空を裂け⑦ 梅雨上がり苦尽甘来爪を染む⑧ 首打って本水驟雨夏芝居草の耳彦⑨ ムシャーツィ、ハンゲショウズ⑩ 現場にあつ風至る音の散らばり⑪ 夢は閉じ眠っているうちに蓮はじめてひらく⑫ ちいさな空に鷹スナワチ...
2026.06.20 08:006月句会きゃさりん① ウーバーのサンドウィッチと散歩道② キャンドルをふぅーとしたよねツユノヨル③ 見比べてクレンジングで消した恋④ ひとりさす傘のしずくが流れない石原とつき⑤ 喪服たくわえ「だんなさまおたわむれを⋯」――奥義⑥ ようやくするなら水ようかんむりやり厄年⑦ ねぎぼうずな擬人化の希望的にぼかしてきめん⑧ √ヲなてにをははなお口なおしヨーグルト加藤三千子⑨ 想いいだきて探す白百合 白夜の街⑩ 薛之谦(シュエジーチェン) ふざけの 鎧は何守る⑪ モスクワで友となりしマリナ VPNさえ絶たれ ただ笑顔をしのぶ⑫ 泡沫の日々を劉宇宁(リュウユーニン)にときめき葉隠を読む友の 住まうはキエフ 今日もニュースが耳に⑬ 今日も体内音叉は鳴らず じゃあまたいつか...
2026.05.16 08:005月句会平林吉明① ころんだしんだそうだうそつき② 咲くモクレン紫色の打ち明け話③ 季語の無い哀しみの心拍数④ シのおとするこころのピアニシモ石原とつき⑤ じっくりきれいな布きれ濡れぎぬ。ひらけごま、⑥ はたまた浜辺はしりとりかえるはたりてます⑦ が、ざくろまみれみとれてひとりなロマンネリだ⑧ 春をおまつりおまけはかすみかおつり借りる叶裕⑨ 祭髪追いかけて吉原⑩ くちびるはさみしいかたち⑪ さらばえてあぢさゐ⑫ 咳もう直ぐいのちへと届くきゃさりん⑬ 廃校の五月のプール映る鯉⑭ 春なんてないと呟く幼女子⑮ 手をはなす暮れ際の道白つつじ⑯ 皐月空フルスクリーンにつばめ舞う大川崇譜⑰ 青すぎて目薬さすね、山が⑱ 男くだる摩擦の低い坂の茶屋にて⑲ 軽石は夏待つ湯舟のほ...
2026.04.25 08:004月句会きゃさりん① 風呂電話なくても笑顔 めおと箸② 古屋敷春新月がまろびでる③ ラジオ消し蕎麦を打つ彼小さな背④ 恋仕舞糸より細き声で泣く平林吉明⑤ 四月も過ぎればただのドブ川⑥ 線香あげに来るあの世の兄ふたり⑦ やくそくやぶりはるひかり⑧ 生きているだけで汚れた靴石原とつき⑨ わたくしは体液まぼろしな駅な和式まだまし⑩ 輪唱な結晶ひょうひょうとひきょうに隣人⑪ にせものたんぽぽなものがたり背もたれぽつポツン…⑫ 砂時計はふかふかうかうか素直にときめき大川崇譜⑬ 何か残っていたワープロ遅い春に捨て⑭ 父の三脚を処分するつまり二十七脚⑮ 自由律史語り喉に韻律はできたのか⑯ クワンクワン消防車の音はここで止む心臓 木野清瀬⑰ シャム猫の舌のざらざら夜の雨⑱ ...
2026.03.27 08:003月句会3月はリアルのご参加がないため、リアル句会をお休みいたします。申し訳ありません。※主催が週末時間の余裕がありましたら、いただいた句の鑑賞を音声(録音)でいたします。掲載句誌の締切都合により、掲載句のご指定がある場合は、3/28当日の夜までにご指定ください。番号でお願いいたします。※ご指定無いときは石川氏が選句しております。きゃさりん① 接吻茂吉随筆雛と読む② タブレットゆびさきの旅リオで寝る③ どこまでもひとり身の蝶うらうらと④ 式帰り釦に涙見せて春草の耳彦⑤ バスドラキックでソウモクメバエイズルなじみのあの店取り壊し⑥ 外套を着ようとスゴモリムシトヲヒラク朝⑦ ナムシチョウトナル唱え続ける我を通す⑧ サクラハジメテヒラク閃きよりも平手打ち石原とつき⑨...
2026.02.22 08:002月句会きゃさりん① 差し向かいオパール色の月の下② 降り注ぐ二人の夜空光の矢③ 始発駅冬の吐息が走り出す④ 月冴ゆる眠り忘れたセルリアン石原とつき⑤ ミジンコのわっかをこわっぱこっぱみじん⑥ シラウオののほほんもののふはけんもほろろ⑦ ひとよひとよにひと見殺しのコロシアム⑧ いったりきたり帰宅途中にタッコング草の耳彦⑨ 良い知らせニワトリハジメテニュースないものか⑩ 襟たててウグイスナク耳を澄ませども⑪ 梅を散らしてハルカゼコオリヲトク中華ミサイル⑫ 都会ではツチノショウウルオイオコルわからない若木はるか⑬ 小鳥たち何度もぶつかってくる冬晴れの窓⑭ ガトーショコラの幻だけ見え隠れするキッチン⑮ まあいいさ、が積み重なってく ⑯ まんさく咲いてた風があったかか...
2026.01.23 08:001月句会きゃさりん① 初雪に黒髪濡らし彼を待つ② 露天湯に冬満月が満々と③ 霜が溶け石の狭間に湧き清水④ 星あかり森にまぎれた万葉集石原とつき⑤ 頭の中のニュートリノ産声うんざり鈴ずらり⑥ きつねのお面のこっとんごっとんひょっこりだぁれだ⑦ とんぼなめがねにおとりかねがねリズム水色⑧ モナコなもなかにまさかおさかなあるかなおひめさま平林吉明⑨ 焼きたてのパンと子供のお母さん⑩ 美しい絵画のタイトル「しなないために」⑪ 自ら逝った着信音⑫ 叢の窓から逃げられない眼差し石川聡⑬ 掴めない風と死暮れる⑭ 線香じっと灰になるいっぽん⑮ うすい陽ざし枇杷の花おしまい⑯ 紅い梅まだまだ散らない駅へのみち山口桃葉⑰ 落つ、落つ落つ…一本道の椿落つ⑱ 春3ばんLINEはこまめ...
2025.11.14 08:0011月句会今回のみ主催の都合により、時間が早めに始まります。渋谷大和田の第6(工作室)で13時15分から。選〆切は句会当日の10時まで(必着)です。番号でお知らせください。~~~~~~ 平林吉明① 蜥蜴裂く子供たちの風のあそび場② ぬかるみに映す夜のしどろもどろ③ 人を刺し終えた午後三時のことば④ メガネいつも静かに微笑んでいるきゃさりん⑤ 水雪で遊園の池花をわり⑥ 冬陽照る木立の野鳥動かざる⑦ 入日影張り出し窓にツルゲーネフ⑧ 寒いよね言ってほしくて長マフラー木野清瀬⑨ さちこさん鏡におはようちさこさん⑩ 金木犀散る 舗道継がれている⑪ 言葉溶かして或る夜のバンショー⑫ 長々とハミングになる湯舟のシャンソン石原とつき⑬ ももんがのもようのもふくの日記ぼっち⑭ ...
2025.10.18 08:0010月句会石原とつき① あぶらうりあればテルミン② ままごとで手羽先でよみがえる③ もののあわれはかえすがえすもマッコウクジラ④ 「南極びいきね」「いい脇役減ったな」(⋯)「そうだ!」「そうか?」(暗転)きゃさりん⑤ 添い寝して詩集にふれたうすい紅 ⑥ 彼が踏む路上の落ち葉秋音色⑦ 無駄観したシネマの記憶閉じて雨⑧ またおいで雑貨店主に借りた傘草の耳彦⑨ 幸いツライと読み間違える⑩ 思い浮かばれないあの人は睡る⑪ 瞼越し点滅するは木漏れ日の⑫ 幸子さんと書いたつもりの辛子さん平林吉明⑬ 普通に苦痛に紛れもない事実⑭ ニオイバンマツリ人間関係ピタゴラス⑮ 誰も居ない協同組合シュレッダー⑯ 契約書規約議事録返済計画理事長印うたたね凛⑰ 忘れられた神社にフクロウいる⑱...
2025.09.19 08:009月句会 (月例句会の投句)石原とつき① 暗記殺よりまずかずのこから背伸びぱっかん② 焚書のとろ火はサルビア豆腐は懐かしい③ 山狩りやけに海王星にくわしいのかきなくさい乙女④ 錯覚さながらのささやき「死にたいの?」はて「すっぴんきどりよ」さてきゃさりん⑤ 太宰読む ただそれだけの 長夜月 ⑥ くちびるを静かに奪うマスカット⑦ 元彼の最後のメール消して秋⑧ しつらえる バンクシーはもう いないのに大川崇譜⑨ カッバリンビカビカ隠すほどのヘソ⑩ ずっと夏ならいいのに出口調査またウソ⑪ 秋霖クビキリギスのジー休符ジー⑫ 舌先にほど近い口内炎わたしの休符石川聡⑬ 9ガツの胃ぶくろの怒りいくども茹でこぼし⑭ ヒトまで憎みそうで長すぎっしょ残暑⑮ 烏瓜の白い花はシナプス狂った受容体⑯ 左の膝...
2025.08.15 08:008月句会きゃさりん① ゼミ帰りベスパのデッキに迷い猫② その傷は誰もが触れぬまた八月③ 行く夏やクレパスの白消えて行く④ 浴衣干し風鈴仕舞うまだ暑いけど石原とつき⑤ 無色無音なロールキャベツは誤字に島流し⑥ リズムにのった暖簾をわけるむしくだし⑦ ふるさとはふらんすふやけてふらんにさんらん⑧ (トウモロコシの本質は⋯)「ところで趣味は?」「はい!お他人事です!」榎本祥子⑨ 切れば血の出るような緑、発光す⑩ 波の綾ほどく指先に触れ⑪ ひとひらひとひらと涙⑫ むせかえるほどブルーの残像田中耕司⑬ 白いサルスベリのグランドに高校野球の大きな声⑭ キョウチクトウの赤い花と白い花一号線まっつぐ⑮ モクゲの白い花みた八重もあるんだぜ⑯ フジの花待つ気持ち今日も真夏日大川崇...
2025.07.19 08:007月句会佐川智英実① 校歌のように流れる川② 握手で知ったわたしのかたち③ 別れ話に後ろの金魚が大きすぎる④ 空に抱かれて石に眠る石原とつき⑤ 夜のへたならなすびよりなまず⑥ 口<回<品<田<唱「敵の多いこと。ご苦労さま」⑦ 複眼を増やしてみたの、えっへん!⑧ 分け入っても墓にしてもスルメの一枚の裏にうたたね凛⑨ 95歳ワーカー玉置泰子さんメトロにいる (玉置泰子=たまきやすこ)⑩ 振り向くときから笑顔タレント玉置さん95歳⑪ 万博のドヤ顔きえて闘病の夏⑫ 上の者こき使って病床の夏草の耳彦⑬ Y湯への行きし道⑭ 戯れに影に踏まれて鬼となる⑮ らりるれろ、へべれけね⑯ いつおわる山型波形の空ながめきゃさりん⑰ 飲み干してライ麦畑でつかまえ...