すみません、9月句会を消してしまったようです。いつか必ず!復活させておきます。
今月も中目黒、日曜日、14時からです。
石原とつき
① 魔法円のモグラもどきなバルコニーな輪唱
② アフロディーテで土壇場は果実は鄙びた
③ 磨崖仏を頭突きはなぜなら白夜もしくは虚数です
④ 翼竜に和算「会話はご遠慮ください」三々五々
田中耕司
⑤ ノボタンの深いむらさきがもどってきた
⑥ 銀杏拾いの兄妹がスキップしてく
⑦ 赤やら青やら薄い黄色もヒャクニチコウ
⑧ 白のヒガンバナがやっと秋を連れてきた
柴原色正
⑨ 綾小路麩屋町というあやふやな丁目
⑩ いけずいけたりいくやっぱりいかれへんいけずやわ
⑪ 上ル下ル西入ル東入ル幾曲がりしても満月はついてくる
⑫ 清水さんは縁の下で国宝になったはる
石川聡
⑬ きみの顔が紅葉していく世界線
⑭ 暮れてあれは白あさがお
⑮ 土曜の金星丘やわらか
⑯ 虫(風に)時雨れる
平林吉明
⑰ サイコロ鬱うつるまだらかげ
⑱ ねむれるくすりねむれないからだ
⑲ すべからく残り香かくす夜もすがら
⑳ はなにみつ未来の廃墟にうずくまる
大川崇譜
㉑ 名刺がわり日替わり秋の素
㉒ ブーツ秋の謎が解けました
㉓ 販売機衣替えする要町
㉔ 野良そこらでふくふくしていく冬を知る
草の耳彦
㉕ めまいして目元に咲くよ彼岸花
㉖ 鈴虫の隧道をいま潜り抜け
㉗ 靴の裏擦り潰されたギンナンよ
㉘ 運のつき樹海にひとり朔の夜
来栖啓斗
㉙ 子供を泣かせた風船の大きさ
㉚ あるときは人の群れを見ている
㉛ 人が多いねと言われたうちの一人
㉜ 手を振り終えても良いのだけれど
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